現在設定されているタイムゾーン
(GMT+09:00) ソウル、大阪、札幌、東京
フォローは500キャラクターまでしか登録できません。予期せぬエラーが発生しました。
Super Famicom (Gungnir) さんの日記
本を積むのが癖になりつつある。
いわゆる「積ん読(つんどく)」と呼ばれる習慣である。
作者に対して申し訳ないなぁ、なんて思いつつも、
本屋に行くたびについつい新しい本を買ってしまうのである。

「積ん読」をご存じない方のために説明させていただくと、
買うだけ買って、すぐには読まずに本棚の隅にひとまず置いておく行為のことであり、
それが重なって、そうした本が積まれていく行為を自虐的に表現した駄洒落である。

そしてそれは文庫だったりハードカバーだったり新書だったり漫画だったりして、
私の場合、今現在9冊になる。

世の中の「積ん読」ファンの平均からすると、
この数が多いのか少ないのかは分からないけれど、ここでは数はたいした問題ではない。

本を積む、という癖が身に付きつつある中で、最近気が付いたことがある。
それは、「読みたい本ほどギリギリまで積んでおく」ということである。
もっとも、積んである本は全て、読みたいから買ったものであるわけで、
そうした優劣が出来るとは思ってもなかったけれど、積んである本の中から、
読む本を選ぶとき、私はいつの間にか「もっとも読みたくない本」を
選ぶようになっていた。

好きなもので構成された一群の中、さらにその中で「好きの優劣」をつける
なんて、なんともおかしな感覚である。

例えればそれは「おでん」にある。私はたまにおでんを作る。
作るといっても、あらかじめおでん用に出来上がった材料をスーパーで
あれこれ買ってきて出汁で煮込む程度だけれど、
その買い揃える材料は必然的に自分の好きな材料に限られる。
何しろ自分がおいしく楽しむためなのだから。

そうして出来上がったおでんを前にしたとき、私は迷うのである。

「さて、何からいくか」

これこそが上記のおかしな感覚に通じるものである。
鍋の中でグツグツと煮えた具材は、先も述べたようにどれも好きなものである。
好きなものばかりなのだから、とりあえず目につくものから片っ端に食べれば
いいのだけれど、それってちょっと違うのである。

やはりここでも、「好きの優劣」を作ってしまうのである。
好きなものの中で、最も好きではないもの、最も好きなもの、
と選んでいる自分がいるわけである。そしてなにより、
そうすることが自分にとって最も快適だということに気が付くわけである。

なんだかひどく感覚的な話になってしまって申し訳なく思う。
暑い日が続く時分におでんの話とかして申し訳なく思う。
おでんって、こたつに入って食べるとおいしいよね。

こたつはともかくとして、このおかしな感覚が生じる理由を考えてみると、
「最も好きなもの」を選んだ瞬間に終わりを感じさせるからではないかと思う。
そこに到達するまでに、好きではないものから昇順に手に取っていったとすれば、
最後に残るものは必然的に「最も好きなもの」であり、
それはつまり最後の一つということになる。

もしかしたら、私はそれを恐れているのかもしれない。

「楽しみは最後まで取っておく」と言えば聞こえはいいが、
好きなものたちが目の前から消えてしまうのが怖いだけなのではないか。
おでんを食べ終えてしまったときの、満腹感に支配されている中に
ぽっかりと浮かび上がる、ちょっとした喪失感。
「さて、このあとどうするか」と、ふと、途方に暮れてしまう瞬間。

逆説的だけれど、もしかして空虚を恐れているのではないか。
好きなもので構成する、という、一見楽しげな行為で包み隠しているのではないか。
空虚の中で、自分がどのように振舞えばよいのか分からないから、
楽しさを演じているだけではないのか。
それを知っているから、「積ん読」をするのではないか。
癖になりつつある、なんて書いたものの、実は無意識下でそれを望んでいるのではないか。

FF14に当てはめれば、それは「槍術士」に相当する。
私のキャラクターデータを見て頂ければ分かるように、
槍術士だけランクが表示されていない。
これはつまり、槍を装備したことがない、ということを意味している。
それは私にとって「最も好きなもの」であるところのクラスが
槍術士であるという表れである。

ただ、勘違いしないで頂きたいのは、
翻って、格闘士のランクが最も高いという事実を見て、
格闘士が最も好きなものではないということではない、ということである。

格闘士は好きである。けれど、格闘一筋というわけではない。
全国の格闘士ファンに怒られてしまいそうであるけれど、
それは要するに、上記のような、無意識下での感覚が生じているのだ
ということをご理解頂きたい。

仮に、槍術士をメインにする時期が来たとすれば、
それは同時に、私にとって他にすることがなくなったということであるけれど、
そこに行き着くまでには、まだまだ積まれたものがあるのである。


という話を、自分のキャラデータを見て考えた。
槍術士だけ空白になっている本当の理由はβの頃に散々やったからです。
あ、でも、フェイントは欲しいですよねぇ。
格闘がますます楽しくなりそうですものねぇ。
(12)
(11)
タグ
投稿日時 2011年07月01日 22:17

ゲームにおける上手い、下手の境界がどこにあるのか考えたとき、
注意予測とか戦略構想などといった情報処理能力に大きく左右されているのだと思う。

目の前に提示されたいくつかの情報から必要なものだけを抜き取れるかどうか。
そしてそこにもっとも適した行動を行えるかどうか。
その精度の高低が上手いか下手かを分ける大きな資質であると私は考える。

そしてそれは、FF14においても同じである。
モンスターと対峙しているとき、膨大な量の情報がウィンドウに表示される。
そこからそれぞれが的確な選択肢を選び続けなければならない。
攻撃か、弱体か、強化か、回復か、あるいは逃げるか。

慣れない間は、その膨大な量に圧倒され、つい混乱してしまうこともあるだろう。
なんだかもうわけが分からなくなっちゃって、
「ここは攻撃か?いや先に回復か?ああ!いつの間にかプロテス切れてる!はわわ~!」
なんてことに陥ることもあるだろう。自己嫌悪に陥ることもあるだろう。

そこでお勧めしたいのがチャットフィルターである。
本日のお勧めはチャットフィルターでございます、である。
チャットフィルターに含まれる天然由来成分がお肌のキメを内側から整え、
若さと健康を保ちます!である。

話を戻すけれど、つまり、
チャットフィルターで不要な情報はシャットアウトしちゃおう、ということである。
「攻撃を外してしまった。」とか、
そんなもんはうっちゃってしまおう、という寸法である。
そうやって目に飛び込んでくる情報を出来る限り少なくして、
快適なパーティーライフを送ろうっていう話である。
メンバーから苦々しい顔をされる日々にバイバイっていう心持ちである。

やり方は実に簡単。メニュー→コンフィグ→ログ設定と順々に開いていき、
自分に不要と思われる情報をOFFにするだけ。たったこれだけ。
それだけで志望校の判定ランクがEからAになったり、
意中の子から告白されました!となったり、
ウエストがわずか1ヶ月で20cmダウン!と、
なったりはしないけれど、快適なパーティーライフを送ることが出来るわけである。

そんな素晴らしきチャットフィルターであるけれど、
私はといえば使っていない。散々紹介しておいて使っていないのである。
なんなんだお前は、と呆れられるのは承知だけれども使っていないものは仕方がない。

それは何故か、ということになるのだけど、
その、つまり、「なんとなく」である。
「なんとなく」であるわけだから当然そこに確固とした信念なんてありはしない。
例によって、なぁなぁである。伝統と信頼のブランド「なぁなぁ」である。

だが、その伝統と信頼を誇る牙城は奴によって脆くも崩されることになる。
それが誰かと問われれば、それはずばり「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」、その人である。

私と彼との出会いはホライズンでした。
初めてお目にかかったとき、何か感じるものがあったんです。
なんでしょう?なんていうか、運命ってこういうのを言うのかな、なんて。えへへ。

それはともかく、私はこの「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」と戦うことになったわけだけど、
決して強いわけではない。それなりに嫌な魔法を使ってきたりはするけれど、
戦闘力に関して言えば、なんの問題もない。

問題は、その名前にある。
「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」。
この「・」の多さに辟易なのである。
なにしろ三つもついていやがる。
それに、微妙に早口言葉めいていて非常に読みづらい。

こいつと戦っていると、まあ、当然のようにログに名前がビシバシ出てくるわけである。

「ウィル・オ・ザ・ウィスプが~」
「ウィル・オ・ザ・ウィスプに~」
「ウィル・オ・ザ・ウィスプは~」

読む側の身にもなって頂きたい。
助詞を変えれば読みやすくなるとでも思ってるんだろうか。
これが「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」なりの優しさだとでもいうのだろうか。
大間違いである。小さな親切、大きなお世話である。
こんなに「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」を連打されては情報を拾う間もないではないか。
そもそも、いい加減「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」とタイプするのもうんざりである。

しかしそう愚痴ばかりも言っていられない。
何しろ戦わなければリーブをクリアすることが出来ないのである。
ならばそのための環境は出来るだけ良いに越したことはない。
なぁなぁにしている場合ではない。
チャットフィルターに手を出す必要がいよいよ迫られているようである。
(11)
(8)
タグ
投稿日時 2011年06月27日 21:30

ラジオを聴きながらFF14をプレイすることがよくある。
最近では「radiko」なんていう、インターネットサービスもあるものだから、
わざわざ電波状況を気にすることなくラジオが楽しめて、非常に嬉しい限りである。

先日、例によってラジオを聴きながらリーブなどをモリモリとやっていたところ、
ふいに、山崎まさよしの「根無し草ラプソディー」という曲がかかった。

「うっわ、懐かしい」と、思わず操作する手を止めてしまう私である。
学生の頃、よく聞いていたミュージシャンの一人にこの人の楽曲が挙がる。

あいにく、ワンコーラスしかかからなかったけれど、
その当時を思い出すには十分だった。
友達とバカなことばっかり話しては笑い転げていたあの日々。
ささいなことがきっかけで喧嘩になったこともあった。
手を繋ぐのにもドキドキしながら一緒に下校したあの子は元気だろうか。
下駄箱から溢れるほどにラブレターが入っていたこともあったっけ。
ふふ、懐かしいなぁ。

以上、いくらかの装飾を交えながら蘇る記憶。
ふと気がつく。
そういえば、アルバムをいくつか持ってたよな。

一旦、FF14を中断し、押入れを漁る。
雑誌やら洋服やらが詰め込まれた中を掻き分け掻き分け、
なんでこんなところにツナ缶があるんだ、とか、
おお、こんなところに未開封の歯ブラシが、
なんてことを交えつつ件のアルバムを探す。
ただいまの時刻は23時42分。
大の大人が押入れをゴソゴソする時間にふさしいのかどうなのか。
だけれども、物事というのものはそういうものである。
ふいにそんな瞬間が訪れるのである。

真夜中にちょっとパソコン周りの埃が気になりだして、
クイックルワイパーを持ち出し拭いていたら、
その周りの埃にも気を取られて、ややや、こっちも、あらら、そっちも
なんて具合に、気がつけば大掃除になっていることだってあるのだ。
せっかく風呂に入ったというのに汗だくになっていることだってあるのだ。

話を戻すけれど、それはやはりあった。
いくらかカバーに傷があるものの、意外ときれいな状態のそれは
「アレルギーの特効薬」と「HOME」。ついでに「ドミノ」もあった。
要するにファーストからサードアルバムまで持っていたことになる。

ジャケットを見て懐かしんで、歌詞カードをぱらぱらとめくりニヤニヤして、
なぜか若干の緊張を持って、まずはファーストアルバムからCDトレイに乗せる。
しばしの読み込みの後、再生を押す。

爆発したかのようなテンションがヘッドホンからあふれ出す。
懐かしさと斬新さが同居する不思議な高揚感に包まれた私は、
再びコントローラーを握り直す。

ただいまの時刻は0時37分。
日付も変わり、外はすっかり静まり返っている。
ヘッドホンからは相変わらず素敵な曲がズラズラと流れてくる。
そのコントラストは、より一層の高揚感を与え、私はついつい口ずさんでしまう。
ともすれば、今が真夜中だということを忘れてしまうくらいに。

翌朝、寝ぼけ眼でごみを出しに行く。
集積所にはすでに誰かいて、先にごみを出し終えたのだろうその人は、
振り返りざまに私と目が合う。隣に住んでいる人だ。
会社はさすがに分からないけれど、OLとして働いているらしい。

「おはようございます」と互いに挨拶をしたあとで、その人はこう言う。
「山崎まさよし、好きなんですか?」

しまった、聞かれてたか。
そういや昨夜は暑かったから窓を少し開けていたんだった。
私は気恥ずかしさと、迷惑をかけたことへの申し訳なさで、
いくらか口ごもりながら謝る。

「あ、ごめんなさい。うるさかったですよね」
「いえいえ、大丈夫です。それより、よかったら今度CD貸してもらう
ことって出来ます?今さらなんですけど、山崎まさよしいいな、と思ってて。」

私は驚く。ひとまず怒ってはいないようではあるけれど、
唐突な申し出にいくらか戸惑いつつも、断る理由もないし、
多少なりとも昨夜のお詫びになるかもしれないと思い、貸すことにした。

「じゃあ、いま持ってきますんで、ちょっと待ってて下さい」
「あ、いや、あの、今すぐじゃなくても大丈夫ですから」
「いや、もう聞き終わったし、気にしないで下さい」
「そ、それじゃあ私も一緒に伺いますので!」

遠慮深い人なんだな、と思った。
普通、真夜中に下手糞な歌声が聞こえてきたら怒るだろうに。
挨拶もそこそこにさっさと自分の部屋に戻るとか、
それくらいのことをしたってバチは当たるまい。
にも関わらず、挙句の果てにわざわざCDを取りに来るだなんて。

「えーと、この3枚しかないんですけど」
「わぁ、ありがとうございます。すぐに返しますので」
「いえいえ、ゆっくり聞いてください。返すのは手が空いたときで構いませんので」
「それじゃあ、すいません。お言葉に甘えて」

その後、彼女と少しだけ他愛のない世間話をして、
彼女に出社の時間が来たので別れることとなった。
私も部屋に戻り、仕事の準備に取り掛かる。
昨夜、思いがけず夜更かししてしまったため、まだ眠い。
冷たい水で顔を洗い、眠気をわずかでも飛ばし、身支度を整えていると、
部屋のドアをノックする音がした。
出てみると、彼女が立っていた。

「あの、これ、私の携帯の番号です。えっと、CD、なるべく早くお返ししたいと思ってるんですけど、
でも、必要になったらいつでも連絡して下さい。すぐに返しに伺いますので!」

差し出された紙片は、彼女が仕事が使うであろう名刺で、
その裏に丸っこいけれどはっきりとした字で11桁の番号が書かれている。
私がいくらか驚きながらも、それを受け取ると、彼女は
「どうもありがとうございました。それでは行ってきます」
と頭をペコリと下げ、足早に通りへ出ていった。

彼女が頭を下げたときに香った香水の残り香に包まれながら、
私は、妙にくすぐったい、けれどなんだか懐かしい感情が芽吹いたのを感じた。

という妄想を差込みつつ、ただいまの時刻は2時19分。
3枚目のアルバムも終わりを迎え、結構な修練値を稼ぐ結果となりました。
朝、ご近所さんに怒られないことと、寝坊しないことを祈るばかりです。
(14)
(12)
タグ
投稿日時 2011年06月21日 21:10

ログインした直後、「んん?」となることが多々ある。
やや具体的に言うと、「どこだここは?」と自分の居場所に戸惑ったり、
「なんでここにいるんだ?」と自分の目的に戸惑ったりするのである。

ログインした状態というのは、必然的に、前回ログアウトした状態というわけで、
つまり、前回ログアウトすると決めた私は、そこに栞を挟んだということになる。
「今日はここまで。次はここから」と。
それは、「今日やり切れなかった分のリーブをやる」とか、
「裁縫の素材を引き続き集める」とか、そういったことだ。

しかし厄介なのは、その栞が実際のような目に見える代物ではなく、
あくまで「記憶する」という、ひどく曖昧な物だということにある。
実態も保障もないひどく曖昧なものだから、次なる展開への行動を思い出すのに
時間がかかって困ってしまうわけである。

まあ言ってしまえば、私の記憶力に問題があるという、
ただそれだけのことなのだけど、それを言ってしまうと、
この日記は早くも終わりを迎えてしまうことになるわけで、
それは何とも切ないものだから、もう少し話を続けていきたいと思う。


例えば、そこがホライズンの少し手前辺りだったとする。
戸惑うのである。
一体何だってこんなところにいるのだろうか。
前回の私は何をしたかったのだろうか、と。

キャラクターは、ホライズンのエーテライトの方角に向かって立っている。
となれば、ホライズンに何らかの用事があったのだろう、
と推測しつつ自分の記憶を手繰るのだけどさっぱり思い出せない。

ジャーナルを開いてみる。リーブが残っているならばそれをこなすためだと
納得がいく。けれど、リーブは全て終わっている。
ついでにクエストを受けているわけでもない。アイテム欄を開いてみる。
特に手がかりになるようなものはない。装備を見るに、錬金術士である。

錬金術士でリーブもクエストもなし。場所はホライズンの少し手前。
キャラクターはホライズンに向かって立っている。

もはや推理ゲームである。
記憶を掘り起こすのにもうんざりしてきたので、
とりあえずウルダハに移動しよう、移動してリーブでもやろう、
ということになり、ウルダハに戻り、更新されたリーブをひとしきり確認する。
その中に「カクターの除草」というリーブがあって、それを見た瞬間、思い出した。

そうだ。前回の自分も「カクターの除草」というリーブを見て、
カクター=千本針=死ぬ。という図式が浮かんだため、
ひとまず別のリーブをクリアし、ウルダハに戻り製作をしようとした。
そこで気の早い私はそそくさと錬金術士に着替えた。
手持ちが寂しくなってきたファイアシャードを作ろうと思ったのだ。
けれど、ちょうどホライズンとブラックブラッシュの中間辺りで思いついた。
せっかくだからカクターと戦ってみよう、と。
千本針を本当に使うかどうかはさておき、恐らく使うだろうから、
それを喰らってみよう、と。

そして私は道を引き返したのだ。
確かノフィカの方にいたなあ、なんて思いつつ走った。
けどそこで、なんというか、眠くなってきちゃったのである。
うつらうつら、としてきちゃったのである。
それでも、うつらうつら、としながらも一匹だけでもやろう、
と睡魔を懸命に抑えつつ走ったのだけれど、
睡魔というやつは、抑えれば抑えようとするほど活気付いてくるものである。
そしてその活性がまずもたらすものは、体と思考の力を抜いてしまうことである。
つまり、コントローラーを握る手は徐々に緩んでいき、
千本針を喰らおうとしている思考は、「面倒くさい」という方向へシフトしていく
わけである。多分その辺りで前回の私は、次回の私へバトンタッチすることに
なったのであろう。ホライズンの少し手前辺りで栞を挟み、ぱたんと閉じたわけである。
何の実態も保障もない栞を挟んだわけである。
さも、忘れるなんて有り得ない、と。
だって、こんなに千本針のことを想っているんだもの、と。
だからメモなんて要らないでしょ、と。
私たちの間に言葉なんて要らないでしょ、と。

それで、この体たらくである。一体何度味わったか知れない。
なんか、過去の自分に申し訳ないなぁ、と思いつつ、
今日も何の実態も保障もない栞を挟む私である。
(17)
(10)
タグ
投稿日時 2011年06月18日 22:59

ほーら言わんこっちゃない、といった有様である。

以前、「アイテムの不必要が分けられなくて困った」というようなことを
日記に書いた。つまり鞄がいっぱいいっぱいになりつつあって、
こりゃまたどうしたものか、ということなのだけれど、
件の日記をアップしてからほどなくして、案の定いっぱいいっぱいになってしまった。

それでまあ、当然の流れとしてアイテムの整理整頓をしたのだけれど、
思えばこのとき、もっと時間をかければよかったのだ。もっと頭を使えばよかったのだ。

当時、私はクラフターに木工と裁縫を選んでいた。
理由は特にないが、それ以外はローカルリーブでのんびり上げていけばいいや、
などと暢気に構えていた。その結果、どうなるかというと、
「木材と繊維類以外は要らないな」ということになる。
即ち、鉱石や粗革、食品類は軒並みバザーにかけてギルに変えてしまったわけである。
懐に入ってくる小銭を数えてはニヤニヤしていたわけである。

そうして集まったギルで、ブラスナックルという武器を買った。
ランク23からの格闘士用の装備品である。
新しい武器というものは非常に心躍るものである。
装備した姿を、カメラを何度もグルグルと回し眺めた後で、
勇んでギルドリーブに向かう私である。

しかし、ご存知のように、装備品は使えば使った分だけ劣化していく
仕組みになっている。徐々に下がっていく耐久度を見ては、
それに合わせてテンションも落ちていくといった寸法なのだけど、
だがしかし、そのまま指を咥えて見ているわけにはいかない。
壊れたからといってポイっと捨てて、はいそれじゃ、新しいのを買いましょう、
というわけにはいかない。予算は限られているのである。
限られた予算内でうまいことやりくりする技術もプレイヤーには必要なのである。

ならばどうするかというと、自分で修理するということになる。
よし、それならば早速修理致しましょう、ということになるのだけれど、
残念ながらそうは問屋が卸さない。世の中はそんなに甘く出来ていない。
修理には、その装備に対応したクラフターのランクが一定量必要なわけで。
ブラスナックルを例に取れば、彫金士のランクが、最低でも13は必要なわけで。
けれどそれだと成功率が低いから、せめて15は欲しいかしら?いや、17かしら?
ともかく、それなりのランクが必要になってくるわけである。
然るに私の彫金ランクはいくつなのかと言えば、ずばり、5、である。
皆には内緒にしておいて欲しいのだけれど、5、である。

つまり、あと10くらい上げねばならない。
いっそNPCなり他のプレイヤーに依頼するというのも手なのだけれど、
なんか悔しいじゃないですか。簡単に修理されたら悔しいじゃないですか^^;

やはりここは、自分の手で修理したい。

そういったわけで、早速彫金士のランク上げに取り掛かるのだけれど、
さあさあ、お待たせ致しました。ここでようやく序盤に書き散らした整理整頓の話に
絡んでくるわけです。いやはや全く、例によって無駄に長い文章でございます。
果たしてここまでの脱落者は何名になるのでしょうか。
ここらで一服して下さい。
スクロールさせる手を止めてお茶でも淹れてきて下さい。
あと何十行続くか分かりません。そう、戦いはこれからなのだから。

それで話を戻すけれど、調べてみるに、仮に17まで上げるとなると、
まずボーンリング、続いてカッパーリングを製作していくのが良いようである。
となると、まず骨片が必要であり、続いて銅鉱が必要になってくるわけで、
だがしかし、序盤に書き散らした文面からも読み取れるように、
必要な素材は全てギルに変えてしまった私である。つまり、在庫0である。
在庫0ということは、つまり製作が出来ないということを意味しているわけで、
同時にブラスナックルの修理に至れない、というわけである。

ほーら言わんこっちゃない。だからもっとよく考えなさい、って言ったんだ。
もうお母さんは知りません!お母さんは手伝いませんからね!
お父さんが帰ってきたら、うんと叱ってもらいます!

ほらほら、こんなこと書いてるから文章が無駄に長くなるんだ。
いたずらに皆さんの時間を奪うものではないよ、君。
巻いていこう、巻いて。

まずは骨片集めだ。さぁさぁ、早く採掘に向かいましょう。
ささっと掘って、ささっと製作しちゃいましょう。
そんでもって、ささっとカッパーリングに取り掛かって、
ささっと修理しちゃいましょう。いやいや待て待て。
のんびり採掘している場合ではないのではないか。
バザーで得たギルで買ってしまえばプラスマイナス0ではないか。
そうと決まれば早速リテイナー街だ。お、骨片一つ100ギルだって?
しめしめ、私が売った時より安くなっておるではないか。儲け儲け。
さぁさぁ買いましょう。さぁさぁ作りましょう。出来た。
おお、何やら「ハープーンバット」というものも作れるようですよ。
ややや、こちらのほうが修練値が高いではないですか。儲け儲け。
おやおやいつの間にやらランクも12ですよ?
おお、おお、それではそろそろカッパーリングに取り掛かりましょう。
銅鉱だ、銅鉱だ。銅鉱でまずはカッパーナゲットを拵えるんだ。
果てさていくらで出てるかな?ははは、はっぴゃくギル!?高い!高いよ銅鉱!
ふーむ、これは自力で集めざるを得ませんね。
幸い幻術士も上げたいと思っておったところじゃよ。
ほっほ、それではコブラン退治に参りますか。
某ネコさんに教わったコブラン退治に参りますか。
それそれ、ファイアー!アイスストーム!ダイアキュート!
集めた集めた、60個。もうお腹一杯。しばらくは顔を見るのもしんどい。
だけどこれでは足りないかもね。そこではっと気が付いた。
もしや店に売ってたりしないかしら?
よしよし、試しに店を回ってみよう。
銅鉱、どこー?なんてね。ぷ、ぷぷぷ。こりゃたまらん。
そうこう言っているうちに、おお、本当に売ってた。ずばり、採掘ギルド。
しかも480ギルと来たもんだ!持つべきものは採掘ギルド。
さぁさぁ買いましょう。あらん限り買いましょう。さぁさぁ作りましょう。
おや?どうもこんばんわ。ははは、じゃあまたー。
さぁさぁ製作に戻りましょう。さぁさぁ、さぁさぁ…

かくして目標の17まで上がり、見事にブラスナックルの修理も成功し、
結構な黒字を達成し、気がつけば休日丸々使ってしまったということを除けば、
万々歳といったところです。
今後は、この教訓を生かし、素材は慎重に取り扱いたいと思います。
(13)
(6)
タグ
投稿日時 2011年06月15日 19:38

例えば、人が私を指差し笑ったならば、私にどこかおかしなところがあるのだろう。
例えば、人が私に向かって顔をしかめたなら、私に嫌なところがあるのだろう。
なんだかどちらも不快な例えだけれど、まあ、よくあるよね。

自分を快方に向かわせるために他の例も挙げるけれど、
例えば、素敵な格好をしている人の着こなし方を参考にするとか、
良い人だと感じる人の仕草や言動を参考にするとか、
尊敬できる人の仕事ぶりを真似してみるとか、そういうことである。
それが後の自分にとって良い糧になったりするものだから、
私はこの言葉を大層気に入っている。

そしてそれはFF14にも通じるのである。

リムサの魚屋のカウンター前でシャードを製作している人たちがいる。
通るたびにそこで誰かしらがシャードを製作しているものだから、
私は気になって魚屋の販売目録を見てみたりする。案の定、魚が並んでいる。
よもやこれらの魚からシャードが生み出されるのだろうか。
生み出されるとでもいうのだろうか。ははは、そんなバカな。
もし出来たら鼻でスパゲティを食べてやる。

試しにザリガニを一匹買ってみる。
周りに習って、それをウェザードアレンピックにかけてみる。
するとどうだろう。ライトニングシャードの完成である。
ライトニングシャード8個の完成である。
ランク3の錬金術士にも製作出来てしまうのである。
ちょうどライトニングシャードが欲しかったこともあり、
即座にザリガニを釣りに走る私である。

他にもある。
私と同じ格闘士である人が、ソロでボコスカとモンスターを叩いている。
私はHPを回復させている間、暇だったこともあるし、同じ格闘士ということもあり、
少し遠巻きに、けれどその人のログが届く位置で、その様をつぶさに見ていた。
その人は、モンスターの攻撃を回避した後、ヘイメーカーを叩き込んだ。
うんうん、気持ちいいよね、ヘイメーカー。などと暢気に構えていたら、
なんと続けてジャーリングストライクをぶちかましたのである。
ジャーリングストライクをぶちかましやがったのである。

格闘士なんてやったことねぇよ、という人のために説明をさせて頂くと、
上記の「ヘイメーカー」と「ジャーリングストライク」というものは、
モンスターの攻撃を回避した直後に放つことが出来る技であり、
結構な威力があるため、個人的にはとても重宝している。

それでまあ、その二つの技を繰り出したところに話を戻すけれど、
まさか一度の回避でその二つの技を繰り出せるとは思ってもいなかったので、
非常に驚いた。あ、でも、もしかしたら、たまたま二回連続で回避しただけなの
かもしれないな。なんらかのラグでそう見えたのかもしれないな、と思わず訝る私である。
そうだそうだ、そうに違いない。いくらなんでも続けて技を放つとか、ないない、と
俄然否定する私である。もし出来たら目でピーナッツを噛んでやる。

そんなことを言いつつも気になったので、試しにやってみることにした。
するとどうだろう。出来るのである。ヘイメーカーに続けてジャーリングストライクが
放てるのである。ちょうど攻撃力に苦心していたこともあり、
テンションだだ上がりの私である。
思わずそこらのモンスターに闇雲に殴りかかる私である。

と、まあ、そういった具合に、
FF14においても人の振りをパクッたりしながら、
プレイヤースキルなるものを徐々に徐々に積んでいっている私である。

そういえばもう一つあった。先夜のことである。
私はブラックブラッシュにてセコセコとローカルリーブをこなしていたのだけれど、
その最中に緑色の文字で「OOは衰弱の効果がついた」といったようなログが流れ、
その本人がエーテライト前に現れた。まあ、そういうことはよくあることなので、
さほど気にも留めずに目の前の製作に打ち込んでいた。

しばしの後、その人の衰弱の効果が切れた。つまり全快したというわけで、
その人はどこかへ歩いていった。ん?歩いていった?走ってではなく歩いて?なぜ?
と、ふと思ったのだけれど、まあそういうプレイスタイルもあるかもな、
と思い直し、私は再び目の前の製作に目を戻す。

数分後、再びその人が衰弱を引っ提げエーテライトに戻ってきた。
さすがに気になる。なんだなんだ?ということになる。
それでもまあ、口を出すのは野暮ったいかもな、ということで、
その人を気にかけつつも製作を行っていた。

やがて衰弱から回復したその人は、再びどこかへ歩いていった。
やはり走らずに歩いて、である。そして数分後、再び衰弱して戻ってきた。
それを何度も何度も繰り返しているのである。

正直、怖くなった。だって、なんだってそんなことするのだろう。
レベルを下げたいにしてもデスペナはないし、
FF11のようなリージョン操作があるわけでもあるまい。
あ、もしや裏技みたいなものだろうか。
よく分からないけど、死ぬことによってリーブが復活するとかだろうか。
ふむ、試してみよう。

というわけで死んでみたのだけど、何も変わらない。
終わったリーブは終わったままである。歩いていくことに意味があるのだろうか。
それとも何度も死ななければならないのだろうか。
全く持って、謎である。暇なときにまた試してみることにしよう。
(14)
(12)
タグ
投稿日時 2011年06月12日 11:58

前回、コメントの中で、

「なんでスーファミなの?」

といった質問をくれた方がいた。言われてみれば、もっともである。
なんで私はスーファミなのだろう。なにをもって「Super Famicom」などという
名前を付けたのだろう。そもそも私ってなんなのだろう。
私という現象は、仮定された有機交流電灯のうんぬんかんぬんであって、
えー、それでは、始めます。

そもそも私は、名付けという行為がひどく苦手である。
創造力がないと言ってもよい。なので、過去のFFにおいては、
予め用意された名前をそのまま使用することにしていた。
つまり、「カイン」は「カイン」のままだし、「ポロム」は「ポロム」のままである。

しかしFF14はそうもいかない。予め用意された名などない。
FF11のときも散々頭を捻ったけれど、今作はなんと、
性と名を考えねばならないのである。正味、二つの名を捻り出さねばならないのである。

思い起こせばファミコン時代。4文字までしか入力することが出来なかった、あの時代。
濁点、半濁点を含めて4文字までしか入力することが出来なかった、あの時代。
中島君という友達が「なかじま」と入力しようとしたら「なかし゛」となってしまって
悲しんで、それじゃあ名前のほうにしよう、と思ったはいいけど、
そちらも濁点込みで4文字だったために途方に暮れてしまって、
結局、「なかしま」で妥協していたあの時代。

私自身は自分の名前を付けることはしなかったけれど、
それでも創造力のないために苦労したものである。
もっとも、その頃、「創造力」なんていう言葉は知らなかったし、
何より自分にそういった能力がないだなんて自覚していないものだから、
当時のキャラクター達は、いろいろとひどい名前で世界を駆け巡ったものである。

にも関わらず、今作はなんと、性と名を考えねばならないのである。
正味、二つの名を捻り出さねばならないのである。
3文字以上、15文字以内を二つ考えねばならないのである。

さて困った、ということになる。名前を付けねばゲームが出来ない。
しかも長く付き合うことになるであろうキャラクターにおかしな名前を
付けるわけにはいかない。うっかり、やっつけ仕事で付けてしまって、
後々後悔する羽目になることだけは避けたい。そこでどうするかというと、
ここは実在する商品名ないしは、好きな作品から拝借しよう、ということになるわけである。

(あ、念のために申しておきます。現に、商品名や、作品から名前を付けていらっしゃる方々もおりますが、その方々全員が創造力に欠けている、ということを申しているわけではございません。誤解を招くような表現をしてしまいました。不快に思われた方々、誠に申し訳ございません。)

それで、問題はどれから取るか、ということになるわけだけど、
ここでうっかり閃いちゃったわけである。「ゲーム機から取ろう」ということを。
瞬間、体中の細胞が活性化し、私はやにむに、心の赴くままにゲーム機の名前を
頭に書き出していく。Family Computer、Play Station、Sega Saturn、
Super Famicom…Super Famicom…

その時、世界が動いた。

なるほど、FF14をプレイしている人たちならばゲームが好きであるし、
PC向けゲームであることを考えれば、そのプレイヤーはある程度の年齢を
迎えているだろう。であれば、「Super Famicom」を知っている人も多いのではないか。
なにより私自身、「Super Famicom」が大好きである。
あの灰色の筐体。YBXAの4色のボタン。そして、LRボタンを押し込むあの感触。
ゲームも素晴らしい出来のものが多い。スーパーマリオワールド、FF4、5、6、
マザー2、クロノトリガー、ストリートファイター2、挙げればキリがない。

そういったわけで「Super Famicom」になったというわけです。
おかげさまで皆様に声をかけて頂けて、喜ばしい限りです。
けど、あれですね。私のことを「スーファミ」と呼んで頂けるのは大変嬉しいのだけど、
その都度わざわざ「s」「u」「ー」「f」「a」「m」「i」と
タイプするのは大変だろうなぁ。本当に、ありがとうございます。

ところで、皆さんはどういった理由で名づけたんでしょうか。
(21)
(13)
タグ
投稿日時 2011年06月09日 19:47

FF14の夢って、見るだろうか。私は見る。
二日に一回は見るだろうか。いや、三日に二回は見るだろうか。
もしかしたら四日に三回かもしれない。あるいは七日に六日かもしれない、
と思いきや、いやいやさすがにそんなには見ない。私だってまともな夢くらい見る。
いや、まともな夢っていうものが何かは分からないけど、
つまり、その、何かから逃げているのに足がちっとも動かない夢とか、
朝起きた夢とか、そういうのだってよく見る。

そうそう、朝起きた夢というものは非常に厄介なものだと思うのだけどどうだろう。
起きて、着替えて、歯を磨いて顔を洗っている夢なのである。
その辺りで電話がジリリリと鳴って、なんだよ朝っぱらから、
などと電話に出てみるも一向に着信音が鳴り止まない。
なんだなんだ、などと出鱈目にボタンをピポピポ押してみる。
けれどまだ鳴り止まない。おいおいどうなってんだ、
と思った辺りでようやく、現実の目覚まし時計の音だってことに気づいて
目が覚めるわけである。

これほど厄介なことって滅多にないと思う。
なにしろ起きていたのである。にも関わらず実際は、今、目が覚めたのである。
この感覚、伝わるだろうか。
つまり、「えー、今起きてたじゃん。なんでまた起きなきゃいけないのよ」
ということである。いや、全く意味が分からないのだけれど、
当の本人は至って真面目なのである。あたかも世界の真理を読み解いたかのように、
至って真面目にそう考えているのである。
しかし人間というものは良く出来ているもので、
そうやって布団の中でモニョモニョしているうちに、
次第に思考回路が現実寄りに傾き始めてくる。
つまり、危機感が頭をもたげてくるわけである。
仮にこれより5分寝たとしたら、そのあとああやってこうやって…
いやいやそれだとあれが出来なくなるから、あ、じゃあ後3分…
3分ならいけるか?…いや…大して変わらんか…
ええい!くそ!やはりここで起きるしかねぇのか!

そこでようやっと、えいこらせ、と、本当に起きるわけである。
この間、およそ1分。いやはや、朝方の脳みその働き具合は目を見張るものがありますよね。

大いに話が逸れたところで冒頭に戻るけれど、
FF14の夢って、見るだろうか。私は見る。
二日に一回は見るだろうか。いや、三日に二回は見るだろうか。
もしかしたら四日に、いやいや違う違う。振り出しから始めている場合ではない。
そんな時間はない。何しろここのところ、日記に明け暮れて肝心のプレイが
おろそかになっている感が否めない。そもそも日記というものはプレイの記録を
つけるための、いわば「おまけ」のものである。それが今や、日記を書いている時間の方が
長くなっている有様である。ロードストーンにいる時間の方が長くなっている有様である。
フォローさせて頂いている方の日記に対してコメントを書こうとするのだけれど、
既に他の方々に書きたいことを書かれていて、他に気の利いた文面も思いつかず、
とりあえず「いいね!」だけでも押させてもらって退散しよう、なんて有様である。

そういえば、ロードストーンの夢もよく見る。
私がとても過激なことを書いていて、そしてそれが発端でコメントが大変な
ことになっていて、やばいやばいやばい、なんて、妙に心配してしまう夢だ。
そんなときに限って深酒していたりするものだから、
朝起きてから、あれは夢だったのか現実だったのかとハラハラしてしまうのである。

いかんいかん、またも脱線してしまった。ええと、それで、FF14の夢なわけだけれど、
いや、これもまたいかんいかん。日記に時間を回している場合ではないのである。
(21)
(7)
タグ
投稿日時 2011年06月06日 17:27

いつもは人目を避けるようにして隅っこで海砂を作っているのだけれど、
時々、人恋しくなって、往来の激しい場所で製作を行うこともある。
多くの人が足早に駆けて行ったり、話に花を咲かせていたり、
ボーっと立っていたり、私と同じように製作に励んでいる人もいる。

そんな雑踏の中にいて、よく思うことがある。
それは、これらのキャラクターって、どこかの誰かが操作しているんだよな、と
いうことである。

当たり前である。オンラインゲームというものはそういうものである。
けれど、その様を想像すると、なんだか頭がクラクラしてくるのである。
私の家のモデムから回線が無数に分岐して、世界中にいる誰かさんのモデムへ
繋がっているのだということを考えると、そしてその世界中の誰かさんが操作
しているキャラクターが私の横を通り過ぎたり、話しかけてくることを考えると、
なんだか頭がクラクラしてくるのである。

きっとそこには、ものすごい量の羅列された情報が、ものすごい速度で世界中を
飛び回っているのだろう。もう何がなんだか意味が分からない。
とりあえず分かることは、コンピューターってすげぇんだな、
といったくらいのものである。

それとも、こんなこと言っているのは私だけで、実はみんな理解しているのだろうか。
AKBのメンバーをみんな把握していたりするのだろうか。KARAと少女時代の
違いも一目瞭然なのだろうか。私なんてさっぱりである。
恐らく、そこらを歩いている可愛げな女の子を、「この子、AKBだよ」と
紹介されたら間違いなく信じる口である。
「サイン下さい!」とか言っちゃうかもしれない。
「応援してます!」とか言っちゃうかもしれない。
仕舞いには「『もしドラ』期待してます!」とか言い出すかもしれない。
『もしドラ』は前田敦子である。ははは、おいおいやめろよ。
いくら私でもそれくらいは知ってるって。なんか、あんな感じの人だよね。

ともあれ、コンピューターである。オンラインゲームを嗜む身としては、
ネットワークの知識くらい持っておいたほうがいいのかもしれないけれど、
なんとなしになぁなぁにしている私である。どなたか分かりやすく教えて下さい。
とりあえず「プロトコル」という単語だけは知ってます。響きがいいよね。プロトコル。
(12)
(8)
タグ
投稿日時 2011年06月03日 18:43

やばいかな、いや、もうちょいいけるかな、なんてことをやっているうちに、
いよいよまずいことになってきた。何かと言うとアニマである。
気がつけば、いや、気がつかない振りをしていたのだけど、
アニマの残数がついに一桁になってしまったのである。

思い起こせば、私はアニマに頼りきりであった。
何かあるとすぐにアニマに飛びつき泣き言を言っていた。
考えたくないけれど、「困ったときのアニマ」だなんて、
いつの間にか、そんな都合のいい存在にしてしまっていたのかもしれない。
なんと情けないことだろう。こんなんで一端の冒険者を気取っていたのかと
思うと恥ずかしい。この足は何のためについていると思っていたのか。
この足で世界を巡るはずではなかったのか。
数多の艱難辛苦を、この足で乗り越えていくはずではなかったのか。
今さら、取り返しのつくことではないかもしれない。
けど、そうしなければ私が嫌なんだ。そう、私はしばらくの間、
アニマから離れようと思う。アニマの恩恵に対して、
しばしの決別を告げようと思う。
けど、アニマさんは優しいから私に気を遣うかもしれないな。


 
アニマさん「出来ることなら休みたくないんだ。君のことが心配で」

  私  「ばかにするなよ!一人でちゃんとやるよ。約束する」

アニマさん「ちょ、ちょっとその辺を散歩してくる…

  私  「涙を見せたくなかったんだな。いい人だなぁ」



なんて具合になるのだろう。アニマさん、私、頑張るから。
例え、リムサからグリダニアまでだって、走って行って見せるさ。
だって、私一人で、私だけの力で行かなくちゃアニマさんが安心して休めないんだから。

そういったわけで、只今絶賛アニマ休憩中である。
上の方で散々偉そうなことを書いておいてなんだけど、
今現在、私はウルダハに滞在していて、アニマさんの回復が済む間、
ここでのんびり過ごす予定である。

だがしかし、だがしかしである。のんびり過ごすばかりが冒険者としての能ではない。
ここは一つ、無駄に釣りまくった魚たちを捌くことにしたのである。
つまり、海砂作りである。どうやら海砂は調理師としての基本中の基本であるらしい。
これを疎かにする者は調理師にあらず。何事も基本が大事である。
例え、これが何に使うのか知らずとも、である。

そうしてひたすら海砂を作っていたわけだけど、
そうこうしているうちに腹が減ってくるわけである。
いわゆる夕飯時というやつである。しかし今、海砂作りに執心の最中である。
けれど腹は容赦なく減ってくる。皆様からは「お行儀が悪い」と
叱られてしまうこと受けあいなのだけれど、どうせだから海砂作りながら
夕飯を済ませてしまおう、という結論に至った。

そこで何を食べるのかが問題になってくる。
片方の手はコントローラーを掴める物がいい。
となれば、必然的に片手で食べてしまえる物がいい。
思案のしどころである。やはり、ご飯ものは捨てるべきだろう。
お茶碗に盛られたご飯を片手で食べるというのはなかなかに難しいものである。
となれば、サンドイッチであろうか。いやいや、それでは夕飯として少し線が細い。
しかも、うっかりすると中身がポロっとこぼれてズボンにベチャリ、ということもある。
ぐぬぬ、ぐぬぬ、と考え抜いた結果、スパゲティが最良ということになった。
スパゲティならば片手で食べることが出来る。
ラーメンや煮込みうどんでもいいかもしれないけれど、
あれは、おつゆを飲むときに両手を使わねばならない。
そういったわけで、個人的にはスパゲティで決まりである。


見たろ、アニマさん。思いついたんだよ。
スパゲティなんだよ。もう安心して休めるだろ、アニマさん。
(11)
(7)
タグ
投稿日時 2011年06月02日 20:54

この日記を削除しますか?
The Lodestone以外のウェブサイトに移動しようとしています。
よろしいですか?